ぶっとびサーフィンテイクオフ道場 > それでもうまくいかない、「もうやめよっかな?」と思っているあなたへ
それでもうまくいかない、「もうやめよっかな?」と思っているあなたへ
単におもしろくないからサーフィンやめようって人はいいんです。
強制されるものでもないし、やってみたけど自分には合わないって思ったらやめるのは当然。

だけど、本当はやめたくないんだけど、どうにもこうにもうまくいかなくてあきらめモードに
入ってしまって「もうやめちゃおっかな?」って思ってるそこのあなた!もったいないですよー。
サーフィンって他のスポーツに比べて最初の入り口がかなり険しいので
立てるようになる前にやめちゃう人がかなり多いんですよね。
そこで今回は技術的なことはちょっと横に置いておいて、あきらめモードに入ってる人が
「もうちょっとがんばってみようかな」と思えるようなことを、書いてみようと思います(笑)。

なぜこんなおせっかいを焼くかって言うとそれはサーフィンがすばらしいから。
そんでこのすばらしい「サーフィン」の入り口にもう踏み込んでるってのに
やめるってのは非常にもったいない。一生この入り口に片足も突っ込まない人の
方が多いのに、今入り口で悩んでるあなたは少なくともサーフィンに縁があったってことです。
てことで今回はちょっとオセッカイやきます(笑)。

僕も最初は何の気なしに「おもしろそうだからちょっとやってみっか」と軽い気持ちで
はじめました。最初は当然うまくいきません。海でまわりを見回しても明らかに
自分が一番ヘタです。「ま、最初はこんなもんだわな」と思ってたのですが
2回、3回と海に通ってもまったく進歩が感じられず、
「サーフィンってこんなにきつくて難しいの?」という思いばかりが募っていきました。
そんなある日ちょっとした不注意で波にあおられたボードが顔面に直撃し
鼻血ブーでおまけに口の中も切ってしまって悲惨な目にあってしまい、このときは
「あぁ、こりゃだめだ。きついだけだし全然うまくいかないしおまけに危険ときた。
もうサーフィンなんてやめよう」と思いました。

しかし、ここでやめるのはなんだか負けたような気分で嫌なので、もう少しだけ続けて
みることに。

そんなこんなで続けて海に通っているうちにだんだん波に乗れるようになってきました。
乗れると言っても当然腹ばいで(笑)。でも気分はサイコーです!
少しずつでも上達が感じられれば楽しくなってきます。既に怪我のことなど忘れてます(笑)
しかし、その最高な気分は長続きしませんでした。最初は腹ばいでスイーっと
波に押されてるだけで満足だったのが、そのうちそれにも飽きてきました。
こうなると次はボードに立とうと試みます。

ここからが地獄の始まりです(笑)。

やってもやってもうまくいきません。波に乗っても立とうとするとすぐに転びます。
それでもひたすら「乗る→立つ→こける」を繰り返しました。嫌になるほど延々と・・。
いつも行ってるポイントはビーチの横に車をとめやすいのでサーファー以外にも
カップルなんかがよく海を眺めてたりするのでちょっと恥ずかしかったけど、
そんなこと気にしても仕方ないのでひたすら来る日も来る日も練習しました。
多分陸から見てると気味が悪いほどずーっと「乗→立→転」をやりました。

しかしそれでもうまくいかない。ここであきらめモードに突入です。
「うまいやつらとは体の構造が違うのかも?」とかわけのわからないことまで考えたり
しました(笑)。
そのくらいできませんでした。(多分サーフィンの才能はほとんどないと思います)
それでもやめずに続けました。もうヤケクソ。ほとんど修行の気分でした。
エンジョイサーフィンとは程遠いですね(笑)。

それが今では立つことなんて余裕です。ちょっとくらいバランスを崩してようが
タイミングが遅れようが無意識のうちにその時その時に応じた動作で立ち上がれる
ようになりました。あれほど自分には一生無理と思っていたことが今では簡単に
できます。
でもよく考えたら今までにも「絶対無理」と思ってたのにできるようになったことが
たくさんあります。
たとえば自転車。これって誰でも最初は曲芸のように感じますよね?
ガキの頃何度もこけて泣きながら練習したのを覚えてます。
最初は「こんなの絶対無理」と思ってても何度もやってるうちにできるようになります。

ボードの上に立つ事も一緒です。
自然相手なのでどうしても思うように練習できないこともあり上達の
スピードは遅いですが、自転車同様あきらめなければ必ずできるようになります。
そして、立てるようにさえなってしまえば後は勝手にグングン上達します。
しかもテイクオフまでの厳しさと違ってそこからは楽しくやれます。
ほんと、立つことさえできるようになれば、あとはどんどん楽しくなって
ガンガン海に通いだして、ほっておいても上達していきます。

まだ立つことができない時って、
「こんなにやってるのに立てないってことは自分には素質がないのか?」
「自分は一生立てないんじゃないか?」
「沖の方でやってる上手いやつらはテイクオフくらい簡単にマスターしたんだろうな。」
てな感じでマイナスの方にばかり考えてしまいますよね。
分かりますその気持ち!僕もそうでしたから。
でもほとんどの人はその段階を通ってると思いますよ。

もし今悩んでいるならもう少し続けてみてください。
何度も何度も失敗しているうちに、必ず「あ!今なんとなく分かった!」って
瞬間が来ます。そうやって少しずつコツをつかんでいけば必ずうまくいく日が来ます。
がんばってください。


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